夜のみなとみらいをいく

帰り道を急ぐ人々でしたが、
高層ビルに向かって歩く姿は、出かけるようにも見えてきます。
いいところですねー

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※字数が多いので、インターネットエキスプローラーの、「表示」→「スタイル」→「スタイルなし」で見て頂ければ・・・

●リンク先のサイトは、「那和秀峰の写真論」の中のウィリアムクラインですね。
応答が悪くてちょっと開き難いサイトですが、読み応えのある写真論を展開されています。

ちなみに那和氏が好きな写真家はクラインと並んでユージンスミスだそうですが、
私もクラインはともかくユージンスミスは最高度に気にいっている作家ですね。
最近、山田由美氏による彼の評伝が出たので読んだのですが、
www.bionet.jp/2013/04/eugenesmith_aman/
作品だけでなく、人間としてのユージンがますます好きになりましたね。(^^;

時代を画する写真・映像というのが、ごく希に登場するわけなんですか、それは
だいたいプロ作家から出てきます。
日本の都市を撮った作品も過去に数多く登場して話題になっているのですが、
そのような写真は非常に多くの写真愛好家に刺激を与えるだけでなくて、社会
全体の息吹を象徴し得るが故に時代の記録として歴史に残る作品群ともなり
得ます。

そういう時代を鮮鋭する写真になり得る可能性を持っているのがmakotoさんの
都市写真群にはあるのではと私は考えています。
昨年撮られた「鉄橋越しに見る高層ビルと、そこを歩く女性の姿」の写真くらい
から、おや?こんな写真もmakotoさんは撮られるんだわ、と気になっていた
のですが、makotoさんの写真としてのモノの見方や表現手法は、現代の都市を
撮った場合に、もの凄く合うというかピッタリくるんですね。

ちなみに私は東京も横浜も行った事がないので予断も偏見も全く無く、純粋に
写真作品としてしか見ることができません。そういうことでは外国人の眼と同じです。
ネットで都会を撮られた写真は今も数多くあるのですが、そういう写真とmakotoさん
の都市写真とは全く違うのが分かります。
何が違うのか、それは簡単ですね。普通の都会を撮った写真は眼前のモノを見ずに
思いこみの言葉と記号だけでぞんざいに撮っているからですし、makotoさんは
いつものように何事も詳細に確り見て撮るからなんです。

●今回のミナトミライの写真で特徴的なのは、ピント面での鋭利なシャープ感ですね。
写真を知らない人でも画面の中に鮮鋭な部分があるのを見つけて、そのリアルさ
に驚くことかも思います。
ここらは夜景撮影の面白さが出ていて、都会に慣れて方は、いつものありきたりな
光景の中に、こんなリアルな一瞬があるのだろうかと不思議に思うはずです。
「夜のみなとみらいをいく 」での、カップルの持つバックの質感すら分かるというような、
また「夜の煌きの中に・・・」にの水面のリアルさなんかがそうですね。

都会に慣れきっている方は、たぶん写真のアウトフォーカスの部分のように都会
の光景を亡羊に眺めているかもしれませんが、まあそうしないと現実には生きていけ
ないのでね。つまり自分に不要なものは低圧縮画像で処理するのと同じです。
都会はあまにも事物の情報量が多すぎてマトモに事物を受け入れていては身が
持ちません。
しかし本来は全てのモノはリアルな事物でできていることを、この写真表現は如実に
思いださせてくれる効果があるのです。

都会の真昼の雑踏をNDフィルター・スローシャッターで撮られた作家の写真作品を
見たことがありますが、それは目新しくはあってもいかにも観念的であり、見るものに
とって違和感が先に出で来るのですが、夜景撮影となるとリアルに実感が伴って
写真に共感することができます。
NDフィルターは人物を消す効果があり、また逆アオリを使ったジオラマ風写真も
煩すぎる人物を消去したいが為の手法かもしれませんが、そんなことをするよりも
人物の少ない早朝で撮るとか、フレーミングで切り取るとか、そういう現実感覚を
失わない方法でやるのが本来だと感じますね。

都会の人間を群集としてマスで捉えるやり方と、等身大目線で個体を追及していく
二つのやり方が都市写真にはあると思うのですが、そのどちらも実は撮る側の
都合による力技や荒技なのです。
makotoさんのはそのどちらでもなくて、あくまでも撮られる側の視点の優しさを
忘れていないんですね。だから写真の鑑賞者は容易に写真に共感できて、さらに
その場の撮影シーンの雰囲気にすら入り込むことが出来るんです。
これは稀有な才能だろうと私は前々から感じています。

それからやはり、都会の写真というのは都会に住んでいると見えてこない部分が
多いだろうと感じます。
たまに行って見るから見えてくるものが多々あるのではということです。
写真を撮る側の視点・立地点というはつくづく大切だなって思います。

●都会は人工的な最新のモニュメントで溢れているかのようです。海外から来る人達
は日本の都会の清潔で美しい様をみて、街全体がディズニーランドのようだと言う
らしいですが(^^;、ディズニーにすら行ったことのない私にはますます分からなく
なってしまいます。
冗談はともかく、一連の写真をみて東京なり横浜の現代都市の歴史的な世界的な
意味にまで私の想像が及ばされたのは、その写真群が持つ力の凄さだろうと思っ
ています。
写真は美しさだけでなく、力を内包していないと駄目なのです。

多くのアマチュア写真家の撮る写真は、美しくはあっても模倣に終わってしまって
パワーがありません。写真の力とは何かと言うと、結局は被写体に対しての自分の
強い関心度や思い入れだと思います。
アマチュアは驚くほど、自分が撮影した被写体に対しての思い入れがないままに
撮っているかのようです。思い入れを持って撮っているのはネイチャーとか鉄道とか
のマニアくらいですか。ただそういうマニアの方は関心度が狭すぎて一般性を得られ
ないでいますが。

●写真は、その評価は写真を撮ったことのない一般人に見せて得られる素朴な感想
がベストというところがありますね。どんなに本人が気張って、これはよいはずだと
思っても、一般の方には通用しませんしね。それは売れない商品と同じです。
だからと言って消費者に媚びた商品も売れません。
全ての商品や技術が時代の必要性があって生まれるように、写真も一般の方が、
今はまだないのだけどそのうちに出てくるはずだというものこそが大きくヒットします。

少し前に鼻デカ写真がブームになりましたが、あれはペットブームと近接撮影の
できるデジタルカメラの見事なコラボレーションでしたね。
そんなのは卑近な例ですが、makotoさんの都市写真にも近未来の求められるべき
写真の萌芽がみられるのじゃないかと感じています。
実は都市写真というのは、写真がデジタルというよりもネット化して、撮られることの
なくなったジャンルだと思っています。いや、スナップ写真全体がそうですよね。
スナップ撮影がネット化によって一度は壊滅して、それで再度新しく復活するという
こと。一度は死んでしまった人物スナップ写真を新しい形態をまとって復活し得たと
いうこと。そういうことだろうと私は考えています。

れいの掲示板を見ると、masaさんが興味を示していますね。要は新時代の
スナップ撮影の面白さですよね。masaさんはそれに気づいたのだと思います。
スローシャッターで手持ち撮影というのは、写真をやっている人ほど発想がない
みたいですね。

http://photoxp.jp/pictures/127404
これは私の作例なんですか、私もスナップ撮影大好きの人間でして、それでネットでは
人物は肖像権で不可、で何とか上手く撮れないものかと思案して、それで試行錯誤
したものなのです。
レンズは開放絞りでしか撮れないコンタックス645用140ミリレンズを、F2.8で撮った
ものです。なんとか背後の人物群はボケてくれまた。

http://photoxp.jp/pictures/126675
これは私の撮影ではないのですが、超広角で人物を風景に溶け込ました好例です。
こうしてみるとデジタルネット時代のスナップは、ちょっと望遠+明るいレンズ、もしくは
逆に超広角っていうのが相応しいのかなって感じます。

実は私もmakotoさんの一連の写真を見て、人物スナップ写真ってまだまだいけるじゃ
ないのって気がついた口なんです。(^^; 
もちろん撮影時にはマトモに人物が写っているのを主眼に撮るわけなんですが、
ついでにネット投稿用のも撮っておく。
そんなわけで、今回の一連のmakotoさんの都会の写真、都市の写真論としても
面白いのだけど、新時代のスナップ撮影術としても大いに学ぶところがありますね。

kusanagiさん

久々に勉強になるコメントありがとうございます。
そこまで深く考えて撮ってはないのですが・・・
気にしている点は、よく見かける絵葉書のような写真は撮っても仕方が無い。ということ。
特にスナップでは人物を入れることで、鑑賞者に想像力を働かせて貰うこと。を意識してます。
それから、今回撮って思ったことは、夜景を主に考えた場合、どうしても絞り込んでパンフォーカスネライになりますが、
そうなると、全体の主題がボケてしまい面白みがなくなってしまうことです。
思い切ってメインをぼかしてしまうのが、鉄道写真などでも行いますが、面白い表現になるってことですね。
これは、暗いため絞りを開いた結果が呼んだ産物でもあるわけですが・・・

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