高原の夜

先日のシラビソ、数少ないピント成功ショットです・・・

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三脚を使っての撮影に、猫姫さん、えらく関心をなされているようです。
三脚撮影は風景ばかりとは限りませんね。野鳥撮影(超望遠)や、
天体撮影、鉄道(複数台カメラ撮影)でも使いますし、もちろんスタジオ
撮影でもそうです。当然、夜間撮影は、
http://gekkouyoku.com/exhibition/index.html
こういう光景を撮ろうと思えば三脚は必須ですね。

私はあんまり使いませんが(笑)、三脚撮影の奥は深いと思いますよ。
三脚撮影は、「時間」を撮れるっていいますか、ある意味で被写体に動きが
出てくるんですね。
普通、写真って静止しているでしょう。高速シャッターを使いますから。
それで踊りの撮影とかは、あえて動きを表現する為に態と被写体を止めないで、
動きのブレを出すじゃないですか。1/100前後で撮って身体の一部をブレ表現
でもって、躍動感というか、要するに写真に生命力を与える。

写真というのは本質的に瞬間の静止ですから、これは「死の世界」なんですね。
昔の人が写真に撮られると魂を奪われるって言ったのは的外れじゃないんです。
そう考えると、ある程度は死のことを想える人が、メメントモリっていいますか、
写真に深く関心を持つんですよ。(占星術では蠍座です)

ところで絵画というのは、これは死ではなく生の世界、生命を謳歌する表現
なんです。つまり一枚の絵に多くの生命的な時間(物語りと言ってよいか)が
凝縮されているからなんです。白い(無の)キャンバスに生命をひとつひとつ
吹き込んでいく。そこが絵画と写真の根本的な技術的相違です。
ちょっと何も知らないのに偉そうなことを言っていますけど(笑)、ことは写真の
本質に関わりますから、もっと続けます。

写真が死の世界だと言っても、それで終わってしまうと詰らないですよね。
それで死の表現手法を借りて、活き活きとした生命力を出す、表現する、それ
が写真芸術表現の始原といって良いものだと思っています。
三脚での写真って言えば、大体の人が誤解をしていて、ピシッと絞って撮って、
どうだ、シャープだろう、ていう人が多いんですが、これは間違いではないにして
も本質じゃないですね。まあ、それって死の写真を、上辺だけ補強した更なる死
の写真ですから。
もっとも上手い写真家はけっしてそうは感じさせないんですげとね。

makotoさんが三脚で撮っている水の流れとか星の動きっていうのは、本質的な
死の写真世界に、動きという生命力というを吹き込んだものなんですね。
水の流れは止まらない、天球は常に動いている。葉は風でそよいでいる。そうい
う命を表現するために、三脚という道具を必然的に使うんではないでしょうか。

ところで、臨死体験という言葉をご存知でしょう。バイクで事故にあって瞬間、
体が投げ出されて、ああこれで俺は死ぬのかなって、投げ出されている自分の
体を空中から眺めているような体験。まだそういうの、ありませんか。(笑)
そういう場合にね、見える光景って段々とゆっくりとスローモーションのように流れ
ていくんですね。黒白になったりもします。それから音が消えていきます。
つまりだんだんと静止画写真のようになっていくんです。

これはどういうことかというと、体と脳は緊急事態に陥って、猛烈に脳内クロック
アップするからなんですね。それで現実の視覚や聴覚というものが追いついて
こないままに(というか余計なものを一切遮断して)脳だけが極度に高速処理を
している状態です。
脳としては何とかして助かろう、上手い手立てはないものかって超高速思考をし
ているんですね。

先ほどの月光浴の写真、これはそういう臨死体験のイメージを出しているような
感じなんですよ。
写真の本質っていうのは、極言すればそういう人間が誰でも持っている、死の
原始本脳を刺激するものなのかもしれませんよ。
風景写真で三脚を使うとすれば、暗い場所とか夕暮れとか、明るい生よりも死に
近い場所で撮影することになるんですが、そういう時に高ISO感度にして手持ちで
撮影するよりも、三脚を使って時間というものを与えて撮るほうが本質に迫れるの
じゃないかなって思いますね。

また特殊な手法を使えば真昼でもスローシャッターを使うことができる。生も一皮
剥げば容易に死が姿を現すんです。
(最近はデジタルで都会の真昼の雑踏の無人撮影もできる)
写真は光であり、それは生命そのものでるあるとも言えるんですが、同時に静止
した瞬間というのは死の世界であるとも言えるわけです。
光がなければ写真は撮れない。しかし同時に静止しなければ写真にはなれない。
そういう矛盾とした生と死のせめぎ合いに、写真という表現は孤高の如くそびえて
いて、かつまた深い深遠を見せてくれるんでしょう。

ただ昼間の誰でも見えている世界だけを撮っていたんでは、写真としてはまだまだ
浅いっていうことですかね。(笑) 普通の人が日常では見えない世界を、我々は
写真を使って知り得ることができる。そう考えると写真って面白いじゃないですか。

kusanagiさん

三脚、面倒なのでイヤなんですが・・・
被写体によっては仕方なく使ってる感じです。
極力手持ちで行く!これが信条だったりします・・・(笑)

リンク先の月光写真、いいですね!
独特の蒼い世界に引き込まれます。
最近丁度、こんな蒼い世界をメインに撮って見たいと思っていたところでした。

表現については、仰られることごもっともだと思います。
スローシャッターの表現がイメージ通りに出来るようになると、一皮向けた写真表現が可能になると思いますね。
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